【木の器】代表的な表面仕上げ五選

【木の器】代表的な表面仕上げ五選

【木の器の表面仕上げ五選】

一口に木の器と言っても成型方法や仕上げの塗装によって表情や効能は様々。
たくさんある仕上げの中でも代表的な5つについてご紹介します。

 

【無塗装】

木本来の質感や機能を存分に味わえる無塗装。 天然の木の香りや調湿効果、杉や檜であれば抗菌作用も期待できます。

乾燥、ニオイうつりがやや苦手ですので、お手入れもの頻度も比較的多く取ってあげる必要があります。

お手入れさえ怠らなければ、経年変化と天然素材の良さを最も楽しむ事ができる表面仕上げと言えそうです。

 

【オイル仕上げ】

天然の乾性油を染み込ませ、 乾燥、反りや狂いの抑制、汚れを染み込みにくくできます。 表面を完全に覆わないので木の質感を 楽しめます。

使っているうちにオイルがだんだん落ちてきてしまいますが、

オイルはご自身でも簡単に塗れます。

天然素材の良さ、丈夫さ、お手入れの時間の楽しさをバランスよく存分に味わう事ができるのはオイル仕上げの木の器の良さではないでしょうか。

 

【ウレタン塗装】

食品衛生法に適合したウレタン樹脂を主成分とした塗料で表面を覆う方法。 耐水性、ニオイうつりにも強い。 木が持つ調湿効果などは弱まります。

安価で安全、そして器を丈夫にしてくれるウレタン塗装は比較的大量生産の木の器に使われている事が多いかと思います。

ほとんど気になりませんが、使い始めの際にウレタン塗装特有のにおいがどうしても気になる場合は、風通しの良いところに数日置いておく、水でさっと洗ってから自然に乾かすと気にならなくなります。

長年使っているとウレタン塗装が剥げてきてしまう事がありますが、オイル仕上げと違い自分で塗りなおすのはなかなか難しいかもしれません。

HAND in HANDでご購入いただいた木の器であればどのようにメンテナンスすべきかご相談いただけますのでお気軽にご連絡ください。

 

【ガラス塗装】

液化したガラスを染み込ませる塗装。 見た目や木の効能は無塗装とほとんど変わらず、塗装が剥げる心配もなし。 無塗装と比べて汚れや傷がつきにくいのが特徴です。

 無塗装の木の質感はほぼそのままに材を丈夫にする事ができる大注目の塗装です。

ウレタン塗装とは違い、塗膜で覆うわけではないので固いものなどに強くぶつけると比較的へこみやすいのでその点は注意が必要です。

 

【漆塗り】

伝統的な自然塗料「漆」を用いた技法。 抗菌作用、耐水性、ニオイうつりもなく 実用的です。 木本来の質感は失われますが、漆独特の光沢の美しさはまた別物。

 漆でかぶれてしまったり、苦手な人でなければ柄などで様々なデザインを楽しむ事ができる古来から続く大変すばらしい技法です。

 

木の器と一言に言っても その成型方法や仕上げの技法で様々な 表情の変化がある事がお分かりいただけましたでしょうか。

それぞれの詳しいことはまた後日ブログでご紹介させていただきます。

 

HAND in HANDではご購入後のお手入れなど無料でいつでもお気軽にご相談いただけます。LINEやお電話など各種連絡さきからお気軽にご相談ください。

 

永く付き合える木の器。 一手間かける大事なお手入れの時間と共に 是非暮らしに取り入れてみてください。

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