【木の器の知識】杢目と木目の違い

【木の器の知識】杢目と木目の違い

もくめはドラマだ!

木の器しかり、家具しかり

特に天然素材の良さがよりわかる無垢材で

デザインの重要なポイントとなるのが

樹木本来の良さを活かした杢目と木目の良し悪し。

 

ところで、皆さま杢目と木目の違いをご存じでしょうか?
漢字は違えどどちらも「もくめ」。
実は同じ意味ではなく明確な違いがあるのです。
その違いについてご紹介していきます。

【もくめ】について知ると、木のお皿はもちろん木の道具、家具など

木製品、木工品の見方がかなり変わり、おもしろくなりますよ。

それでは参りましょう。


木目とは


木の断面に生じる年輪の事を「木目」と言います。
木の成長過程で1年に1つずつ円が増えていくあれですね。
人間でいうと柱に成長の記録つけてましたよね?

1年間で何センチ身長が伸びたのかみたいな。

あんな感じです。(雑)


杢目とは

杢理とも呼ばれます。
風雨などによる衝撃、傷、
はたまた菌による影響などなど
樹木が長い年月をかけて成長する過程で起こる
様々な事象や遺伝的要素などから
独特の模様が表れることを杢目と言います。

杢目には例えば
細かく波打ったような縞模様で見る角度によって様相が変わる「縮杢(ちじみもく)」
鳥の目のような小さく丸い模様ができる「鳥眼杢(ちょうがんもく)」
などたくさんあります。

それぞれの杢目も同じものは2つとないのでお気に入りの杢目に出会ったら

その機会を逃さないような思い切りも必要になります。

杢目についての詳しい事はまた別のブログでご紹介しますね。

 

もくめこそ木のお皿の楽しみ 


杢目にもよりますが
杢目がある材は見た目から想像がつく通り
木の形状が複雑になっているため
加工の際高い技術が求められるそうです。
職人さんの技が試されるんですね。

「もくめ」には木が生きてきたドラマが詰まってます。
別に高価な杢目を選ばずとも
木の道具に見て取れる木目から
日本の大事な森林に思いを馳せる事が
今私達が置かれている環境について
考えるきっかけになるかもしれません。

 

HAND in HANDのこだわり


HAND in HANDにある木のお皿や器、木の道具は

杢目と木目の違いを楽しんでいただけるように

同じサイズや形の作品でも別の商品として扱っております。

もくめ違いがある場合は商品名の最後に

(木目-1)(杢目-2)

の様な表記がございます。

お好みの【もくめ】を探すのも是非お楽しみください。

天然木の証である自然のもくめは非常に細かく

同じものが2つとありませんので

少しでも気になる事がございましたらお気軽に

LINEなど各種連絡先からご相談いただければと思います。

誠心誠意お客様がお気に入りの作品と出会えるように

サポートさせていただきます。

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