木の器の良いとこ、悪いとこ
丁寧な暮らしの必需品
(と私達が勝手に呼んでいます)
木工品や木製品である木のお皿や器たち。
今回は木の器のメリット、デメリットについて簡単ではありますがお伝えします。。
それでは、まずは木の器の良いところから。
木の器の良いところ
・陶磁器に比べて軽くて丈夫
木の器は薄さなどにも当然よりますが、同じ形状であった場合陶器よりも割れにくくそして軽いのが特徴です。
・温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく保つ
熱伝導率が低いので器の中のお料理は温かさをキープし、外側に触れる手の部分にはその熱さが伝わらず快適です。
・映える
いつもと違った雰囲気が楽しめる木の器、カフェなどの飲食店でも積極的に利用されています。作家さんの作品となればなおさら【映え】ます。
・経年の変化を楽しめる
永く使っていくうちに自分だけの色合いの変化が起こるのも木の器の良さ。自分だけの道具になっていくのはとても楽しく、親しみを感じます。
軽くて、壊れにくいのでお子さまも安心して使え、
料理も食べごろをキープ、そして写真にも映えて
自分だけの道具としての「味」を楽しめる。
って、丁寧な暮らしを具現化したようなものですね。
続きまして、悪いところを。
木の器の悪いところ
・手入れを怠るとカビやヒビが発生する
長時間水に漬かる事が木の器は苦手です。これは自然素材ならではでお皿になった後も木は生きているので呼吸をしています。水分も吸ってしまうんですね。
何日も水につけて放置するのはかわいそうなのでやめてあげてください。
・ニオイがつきやすい
上記と同様の理由で木は呼吸を続けていますし、細胞もしっかりありますのでニオイがついてしまう事はあります。
・高温に弱い
電子レンジや業務用の食洗器などの高温には弱く、もともと木材の中にある水分に反応して割れてしまったり変形したりしてしまいます。
【まとめ】
木製の食器は天然素材だからこその
デリケートな一面があります。
定期的なお手入れはかかせません。
また、高温に弱いので特に電子レンジは天敵です。
※ウレタン塗装など仕上げの塗装によっては
丈夫なものもたくさんあります。
でも、ちょっと待ってくださいよ。
じっくり一手間かけてお手入れをする時間、
使う人の想いに応えて味わい深くなる木の器。
悪く見えるところもまた、
自然のものならではの良さがある事に気付きます。
結論。
良いところも、悪いところもひっくるめて
木の器は、
「丁寧な暮らしの権化」
※ここで取り上げた悪いところもお手入れで簡単に防げます。
お手入れの方法はその他の読み物でとりあげていますので
是非参考にしてください。