SDGs (Sustainable Development Goals)
2015年9月、ニューヨークの国連本部で「国連持続可能な開発サミット」が開催された際に採択された、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」です。
日本語では「持続可能な開発目標」とされています。
その17の目標の内の一つ、「15.陸の豊かさも守ろう」では「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」のテーマのもと、12個のターゲットから構成されています。
近年問題となっている気候変動に対するアクション「カーボンオフセット」及び「カーボンニュートラル」は、主に企業が二酸化炭素含む温室効果ガスの排出をできるだけ抑える事を大前提として、どうしても削減できない排出においてはその削減に向けた活動に投資活動を行うことで埋め合わせることを言います。
言わずもがな、森林は二酸化炭素を吸収する大きな役割を担っています。前述のような取り組みの一部として行われている削減されたクレジットを企業が購入する取り組みを否定するわけではありませんが、目の前で起きている地球環境への危機に対してもっと直接的に働きかける必要性があるのではないでしょうか。
SDGs 目標15のアクションとHAND in HANDの貢献
私たちのパーパスである国産木材の消費及びその収益を寄付する事による森林保全への貢献に特に関係のある目標とアクションは下記です。
・目標
15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
・アクション
15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。
HAND in HANDは小さな取り組みではありますが世界全体を一つの森林と見た場合、減少が急速に進む海外の森林からの間伐材を用いるのではなく、現状ではむしろ活用しきれていない日本の間伐材の活用をより広げていく事を目的としています。
そういった意味でも私たち日本人が日本の木をもっと生活に取り入れていくという事は世界の森林減少を阻止し、劣化した森林を回復していくことにつながっていくと考えています。